UNIC MUSEUM
《目次》
1. 移動式クレーンのさまざまなカタチ
2. クレーンの構造と原理
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ユニッククレーンは油圧の原理(パスカルの原理)を応用した各種装置で構成されています。

油圧シリンダ
圧油の力を機械的な伸縮力に変える装置で、テレシリンダ、デリックシリンダ、アウトリガシリンダがこれにあたります。単動形と複動形のほか、長い作動行程が得られる多段シリンダなどがあります。小さな力で大きなものを動かすという、油圧の特性を最大限に利用しています。
油圧モータ
圧油の力を機械的な回転力に変える装置で、クレーンの旋回やウインチの巻上・巻下に使用されています。
油圧ポンプ
トラックのエンジンからの動力を利用してクレーンを作動出せるための油圧(圧力・流量)で発生させる装置です。
「密閉され、しかも静止した液体の一部に圧力を加えると、その圧力は液体の全ての部分に等しく伝わる」。これがパスカルの原理です。油圧式クレーンは、パスカルの原理を油圧装置に応用することで「最小のエネルギーで最大のパワー」を作り出し、クレーンを作動させています。
油圧式のメリット
・小型・軽量ながら大きな力を発揮します。
・速度の制御が容易です(流量制御)。
・運転方向の制御が容易です(方向制御)。
・力の連続制御が容易です(圧力制御)。
・回路を守る安全装置の設計が容易です。
・遠隔操作が容易です。
パスカルの原理を用いると、液体を介して力を伝達・増幅させることが可能です。例えば、2 つのピストンA、Bの面積が同じときは、ピストンAを押し下げた力はそのままピストンBを押し上げる力になります(図1)。
しかし、ピストンBを大きくすると、圧力を受ける面積が増え、ピストンBを押し上げる力を増幅させることが可能です。油圧式クレーンは、このようにパスカルの原理を油圧装置に応用することで「最小のパワーから最大のパワー」を作り出しているのです。